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CentOSとは数あるLinuxディストリビューションのなかでもメジャーOSであるRedHatEnterpriseLinux(RHEL)互換のOSだ。商用であるRHELに対してCentOSは無料であり、とてもありがたい存在だ。ほぼ同じものなのになぜ商用と無料があるかというと、オープンソースというものの一つの側面であろう。オープンソースといっても多種多様なスタンスをとるものなので、むしろ対義的な存在となるプロプライエタリ・ソフトウェアを読んだりしたほうが早いかもしれない。

背景はともかくRHELの新版が出ればCentOSにも出る。5のリリースからは数ヶ月出遅れたけど、先日とある常時接続サーバにインストールしてみる機会があったので、私がいつも使うようなシステムを構築してみた。

わりとすぐにメールサーバの問題に直面した。メールソフトを選ばない、設定変更が要らないことを理由に、個人的にいまだPOP before SMTPを採用し続けているのだが、必要なソフトであるDRACのコンパイルが通らない。コンパイルエラーの内容からしてBerkeleyDB(DB3? compat-db?)あたりに原因がありそうなことは分かった。やはり新しい環境はいろいろ起こる。

こういうときは分かる範疇であらゆることを試し続けドツボにハマっていくのが常だが、ここで試行錯誤をしておくと後で突然分かることもある。実にアホな勘違いだったということも多い。それゆえある程度のところで潔く放置し、今回は異なるアプローチをとってみる。

いつもお手本としているCentOSで自宅サーバー構築を見れば(ここで解説されているパターンに関しては)たいがいの設定はできるだろう。postfix+dovcotを採用されているようなので、同じように構築してみると、すんなりできた。使ってみるとSMTP-AUTHのほうがやはり確実かもしれんね。

というわけで最低限のメール環境ができた。最近あちこちのプロバイダでポート25を制限する迷惑メール対策が行われているので、後ほどサブミッションポートの対応もしてみたいと思う。これにはSMTP-AUTHの対応が不可欠となるらしいので、せっかく対応したついでにやってみるというわけだ。

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