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変換する方法はいくらでもあるんですが、AWSで動いてるサービスを使って、動画の生成から携帯で見られる形式の変換までをやってみました。

ANIMOTO で生成した動画を、All-Access Pass(有料)の機能で、ファイル(QuickTime形式mp4)としてダウンロードします。FLVをぶっこぬいて使ってもいいかもしれません。
sorapv.mp4(9.36MB)

変換のためのウォッチフォルダーにAmazon S3を使ってみます。既にアカウント等は整備されているものとします。

動画ファイルをAmazon S3のバケットにアップロード。Firefoxのプラグイン S3 Organizer を使っています。

変換にはやはりAWSで動いているencoding.comを使います。有料版では、各種APIを利用できるようですから、さまざまなアプリケーションに組み込むことができるはずです。

encoding.comのTry(無料)を使ってみます。変換ソースと変換後の転送先を指定、3gp形式への変換をオーダーします。画像が切れてますが、この下にメールアドレスの入力欄があります。
注)アカウント情報を入力するのが面倒だったので、このときだけバケットのアクセスコントロールを緩くしました。

変換と転送が終わると「Your encoding job is complete」というお知らせメールが届きます。指定したS3のバケットを確認するとファイルが保存されています。ここではAWSのデータセンター内の通信しか発生しませんので、けっこう速いです。

これが3gp変換後のファイルです。
sorapv.3gp(2.49MB)

PCではQuickTimeで再生できると思います。

3gp形式のファイルをS3からPCにダウンロードして、Bluetooth通信で携帯に転送します。

「メール代の無駄だ!」っていうか、Softbankは300KBのダウンロードファイルサイズ制限がいまだにあるので、大きなファイルはメール添付やウェブでダウンロードはできません。フラッシュメモリかBluetoothで転送するしかないです。

これにて携帯で動画を見られてめでたしめでたし…と思ったら、音声のエンコードがAMRで残念な音質でした。TryだとAACは指定できないようです。互換性を考えると仕方のないところでしょうか。

Amazon Web Servicesを利用した事例を見て回っていたら、静止画と音声ファイルをアップすると動画(豪華スライドショー)を出力してくれるというサービスである、ANIMOTOというサイトがありました。アニモト?アニモート?

A N I M O T O

昨年からスタートしているサイトらしく、ANIMOTOを紹介しているブログなどもたくさんありました。全然知りませんでした。

というわけで、自分の曲と友人の写真を使って(事後承諾!)、PVを作ってみました。無料版でも30秒ほどの動画が作れます。

Sora no tabi (Virtual Live) PV powerd by ANIMOTO

どのような編集になるかはランダム?のようですので、納得できる動画になるまでに3度ほどRemixしました。これは手軽で面白いかも!

写真は、このブログのリンク集にもあります W PHOTO GALLERY の Kihamoha氏による空の写真です。ちょうど曲のテーマに合っていたので使わせていただきました。これから連絡しますw

 →11/8追記 快諾いただけました。感謝感謝。

手前ミソですが、曲はこちらにあります。

先日Amazon Web Servicesについてざっと調べてみたところ、ウェブアプリを動かす環境というのは、これからはホスティングというよりクラウドになっていくのかもしれないなと思いました。あれからクラウド関連の記事をあちこち見ています。するとこんな記事が。

@IT – Java/GrailsのWebアプリを無料クラウド環境で動かす

無料キター! というわけで、そうそう、こんなのを期待していました。JavaやRuby on Railsなどで書いたものがデプロイできるようです。記事中で触れていますが、Google App Engine(こっちはPythonのみ対応)もクラウドなんですね。なるほどなるほど。

Morph Labs
トップにあるFlashがなぜか不気味です。

で、実際にはまだ試してないんですが、開発用の環境としては面白そうです。
価格表によれば、無料の1cube(管理の単位らしい)あたりのリソースは…
・Database 1GB
・Monthly Data Transfer 3GB
・Storage 1GB
ということなので、開発用には十分なサイズではないでしょうか。

近々試してみようと思っています。ウェブアプリは、実行環境にクラウドを想定しながら作っていくのかもしれないですね。

このような記事を見て興味を持ちました。セットアップするだけで動画投稿サイトが作れるなんて楽しそうです。実際に稼働させるところまではやってないのですが、ちょっと調べてみたよというお話です。

Gigazine – YouTubeみたいなサービスをAmazon EC2/S3/SimpleDBを駆使して自前で構築するオープンソースプラットフォーム「Panda」

PandaはAmazon EC2/S3/SimpleDBに導入するシステムということで、Amazon web Services(以下AWS)のアカウント取得をしなければなりません。AWSの存在は「従量制のVPS?」のような漠然としたイメージを持ってはいたものの、全く手をつけておりませんでした。これもGigazineの記事を参考にしました。

Gigazine – 「Amazon EC2」と「Amazon S3」を実際に使ってみたので、まずはアカウント作成まで

Amazon EC2 というのは Amazon Elastic Compute Cloud のことなので、直訳すれば「融通の利くコンピュートクラウド」ということになるんでしょうか。物理的には多数のコンピュータで構築されたシステム(クラウド=雲)から、お好みに応じてリソースを配分した仮想のサーバ(インスタンス)を提供します、ってかんじですかね。クラウド云々についてはこういうページをどうぞ。

日経ビジネス – クラウド・コンピューティングの実力は?

Amazon S3 はストレージのサービスです。おおざっぱにいえばEC2がコンピュータのCPUとメモリで、S3がHDD(この場合はNAS?)ですね。費用は、EC2は稼働時間、S3はデータの転送量や保存量に応じた従量課金となっています。EC2を使う場合はS3とセットでないと長期運用が難しいように思えます。S3の場合は、それだけを使ってファイルのやりとりをする…といったことができるようです。

Pandaを試したいがためにこうしてAWSのアカウントを取得してみたわけですが、金がかかるとなると実際にいくらかかるか気にならないわけがありません。ちょいとネットを見回してみますと…

Perl Tips – Amazon EC2 を使うときの大まかな流れ
↑まずEC2を使う際の概要がわかりやすかったので… 固定IPアドレスも別料金なんですね。

life is beautiful – Amazon ec2のエコノミー、月72ドルでレンタルするのと、999ドルのマシンを買うのはどちらが得か?
↑最も安価なインスタンスを1ヶ月稼働させた場合は$72。まあたしかに、自分でサーバたてると心配でしょうがないです。

ここギコ! - Amazon EC2のランニングコストはそんなに安くなかった
↑用途によるわけですな。

結局EC2はビジネス向けで、私などがそこらのレンタルサーバと比べること自体が間違ってるなと思えてきたわけです。例えば、サービスの負荷に応じて使用するサーバ(インスタンス)の台数を変更してコストを最適化する…といったようなことを行う場合は、驚くほど簡単に、そして安価に実現してしまいます。実際にAmazonのサイトを運用している技術が月額$72からとなれば、とても安いのだろうと思います。

というところでなんだか納得してしまったので、(金もかかりそうだし)Pandaの導入はしていないのですが、AWSの管理画面でAmazon Machine Image(AMI)のリストを見たところ(Gigazineのページだとこのへん)、PandaのAMIもありましたので、それを起動してちょちょいと設定をカスタマイズすれば動く流れです。AMIには有償のものもあるようです。てゆうかこの一連の操作で1セントかかることになりましたw

Panda – Getting Started

Pandaはフレームワークですから、これをベースにオリジナルのアプリケーションを作っていくことになります。言語はRubyです。楽しそうなんですが、いじってるだけでお金もかかるんですよね。その程度なら$100/月くらいで済むんでしょうか。

この構成なら開発は普通のLinuxでやって、本番サービス環境としてEC2でも動くよ!といった話でもいいような気がします(てゆうか出来ないことはないだろうけど)。しかし、オープンソースの泣き所でもある、FFmpegなどの「個別のソフトを連動させて、ひとつのシステムとして構築するのが大変なんです」みたいな事態に対して、それならばベストな状態のシステムを丸ごとAMIに固めて提供してしまおう、というオープンソースらしく、かつEC2ならではのメリットも理解できるんですよね。環境構築に煩わされることなく、いきなりアプリ開発に専念できます。この手のサービスもどんどん進化していきますね。ま、元を取ることができるようなアイデアでもあれば…

「Panda その2」へ続く