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■忌野清志郎氏が鬼籍に

オレはすごいファンというわけではないけど、ファンではあります。天下のロックスターもガンには勝てなかったか…。ご冥福をお祈りします。昨年、レピッシュの上田現氏(晩年は元ちとせの「ワダツミの木」のプロデュースで有名でしたね)の訃報のときもそうでしたが、このようなとき、そのアーティストのファンの人のことを思い出します。

昔、バイト先の客で、RCサクセションがいかに素晴らしいかをオレに熱く語るファンの子がいました。一人で盛り上がっちゃうタイプのようで、年代的にも友達とかにはあまり理解されてないだろうなという気はしましたが、ファンというのはそういうものだし、オレにもそういうところはあるので、うんうん言って聞いていました。あまりにも興味深そうに聞くと、一緒にバンドやりましょうなんてことになったら面倒なんで、まあ適当に。

その子がスコアを見て練習していたのが「雨上がりの夜空」でした。あまりに有名なこの曲ですが、貼っておきましょう。

雨上がりの夜空に
httpv://www.youtube.com/watch?v=xl87agHPz7M

清志郎氏の音楽性について、愛されるロックといいますか、特にこの曲はすごくポップですよね。ロックはちょっとエロいくらいがいいです。その根源は情念でありリビドーです。

それだけでもファンに支持されるわけですが、個人的にはザ・タイマーズ名義の曲も印象に残っています。オレはつっこんだファンじゃないので理解が間違ってるかもしれませんが、どの思想にも属さず、アナーキーなメッセージをベースにしながらも、それをポップなロックに昇華して、さらっとやっちゃうとこが素敵です。メディア上でおとなしくエンターテイメントに徹するのはロックじゃねえんだよ!みたいな、ある意味で「大人をやらない」ところが、氏が心に残るアーティストであった理由ではないかと思います。

何年か前、車で移動中、FMラジオによるライブ中継を聞いていたとき、突然この曲を演じ始め、途中で切られるということがあり、オレは車中で笑い死ぬかと思ったww

あこがれの北朝鮮
httpv://www.youtube.com/watch?v=LeOpyWVPMr8 

当時、拉致などの事案が知られるようになり、北朝鮮がクローズアップされた時期でした。まあこれを取り上げるミュージシャンなどというのも氏以外なさそうなもんですが、たしかそのライブはアースコンシャスアクトのイベントだったはずで、むしろ清志郎氏の選曲は間違ってないじゃんねwwwという皮肉なアレに。逆に言えば、普通のミュージシャンなんてのは、どんだけきれいなロック(笑)を演じなきゃならんもんかねえ、と思ったものです。

そういやロッキンオンJAPANかなんかの連載でよく子供のこと書いてたなあとか、いろいろ思い出してきたんですが、長くなるのでこのへんで。我らが電気グルーヴもRCサクセションのカバーをしています。

最後にファンの子の話に。あの何年か後、たまたま入ったゲーセンで、バイトしてる彼に会いました。ちょっと目の輝きがなくなっていたけど、今はどうしてるだろうね。悲しんでいるのだかな。すっかり大人になっちゃったかな。かくいうオレはこんな有様です。ロックは生き様だと思います。カルビクッパユッケマッコリ♪!

2件のコメント

  • にしやま さんのコメント

    自分はTVで見た程度しか知らないんですけど、
    こういう天才型の人がいなくなると寂しいですねぇ。
    日本の音楽でこういうインパクトのある人ってもう
    出て来ないのかなぁ…。

    それはそうと、偶然にもちょっと前から
    子門’zのシングルを探しているところでした。
    500円くらいで買いたいんですけど、中々なくてw

  • Mira さんのコメント

    どうもどうも。
    世界が大きく変っていくこの時期に、
    どんな風に物事を切り取るか、どんな曲を書くのか、
    もし、氏が生きていれば、期待しちゃうと思います。

    音楽で世界が変るってことはないでしょうが
    それを信じて表現し続けることもロックでありパンクな生き方ですよね。
    つくづく、骨太なミュージシャンだったなと、恐れ多くも思うものです。

    子門’zは発売当時買ったんですが、うちのはどっかいっちゃいましたw

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