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このような記事を見て興味を持ちました。セットアップするだけで動画投稿サイトが作れるなんて楽しそうです。実際に稼働させるところまではやってないのですが、ちょっと調べてみたよというお話です。

Gigazine – YouTubeみたいなサービスをAmazon EC2/S3/SimpleDBを駆使して自前で構築するオープンソースプラットフォーム「Panda」

PandaはAmazon EC2/S3/SimpleDBに導入するシステムということで、Amazon web Services(以下AWS)のアカウント取得をしなければなりません。AWSの存在は「従量制のVPS?」のような漠然としたイメージを持ってはいたものの、全く手をつけておりませんでした。これもGigazineの記事を参考にしました。

Gigazine – 「Amazon EC2」と「Amazon S3」を実際に使ってみたので、まずはアカウント作成まで

Amazon EC2 というのは Amazon Elastic Compute Cloud のことなので、直訳すれば「融通の利くコンピュートクラウド」ということになるんでしょうか。物理的には多数のコンピュータで構築されたシステム(クラウド=雲)から、お好みに応じてリソースを配分した仮想のサーバ(インスタンス)を提供します、ってかんじですかね。クラウド云々についてはこういうページをどうぞ。

日経ビジネス – クラウド・コンピューティングの実力は?

Amazon S3 はストレージのサービスです。おおざっぱにいえばEC2がコンピュータのCPUとメモリで、S3がHDD(この場合はNAS?)ですね。費用は、EC2は稼働時間、S3はデータの転送量や保存量に応じた従量課金となっています。EC2を使う場合はS3とセットでないと長期運用が難しいように思えます。S3の場合は、それだけを使ってファイルのやりとりをする…といったことができるようです。

Pandaを試したいがためにこうしてAWSのアカウントを取得してみたわけですが、金がかかるとなると実際にいくらかかるか気にならないわけがありません。ちょいとネットを見回してみますと…

Perl Tips – Amazon EC2 を使うときの大まかな流れ
↑まずEC2を使う際の概要がわかりやすかったので… 固定IPアドレスも別料金なんですね。

life is beautiful – Amazon ec2のエコノミー、月72ドルでレンタルするのと、999ドルのマシンを買うのはどちらが得か?
↑最も安価なインスタンスを1ヶ月稼働させた場合は$72。まあたしかに、自分でサーバたてると心配でしょうがないです。

ここギコ! - Amazon EC2のランニングコストはそんなに安くなかった
↑用途によるわけですな。

結局EC2はビジネス向けで、私などがそこらのレンタルサーバと比べること自体が間違ってるなと思えてきたわけです。例えば、サービスの負荷に応じて使用するサーバ(インスタンス)の台数を変更してコストを最適化する…といったようなことを行う場合は、驚くほど簡単に、そして安価に実現してしまいます。実際にAmazonのサイトを運用している技術が月額$72からとなれば、とても安いのだろうと思います。

というところでなんだか納得してしまったので、(金もかかりそうだし)Pandaの導入はしていないのですが、AWSの管理画面でAmazon Machine Image(AMI)のリストを見たところ(Gigazineのページだとこのへん)、PandaのAMIもありましたので、それを起動してちょちょいと設定をカスタマイズすれば動く流れです。AMIには有償のものもあるようです。てゆうかこの一連の操作で1セントかかることになりましたw

Panda – Getting Started

Pandaはフレームワークですから、これをベースにオリジナルのアプリケーションを作っていくことになります。言語はRubyです。楽しそうなんですが、いじってるだけでお金もかかるんですよね。その程度なら$100/月くらいで済むんでしょうか。

この構成なら開発は普通のLinuxでやって、本番サービス環境としてEC2でも動くよ!といった話でもいいような気がします(てゆうか出来ないことはないだろうけど)。しかし、オープンソースの泣き所でもある、FFmpegなどの「個別のソフトを連動させて、ひとつのシステムとして構築するのが大変なんです」みたいな事態に対して、それならばベストな状態のシステムを丸ごとAMIに固めて提供してしまおう、というオープンソースらしく、かつEC2ならではのメリットも理解できるんですよね。環境構築に煩わされることなく、いきなりアプリ開発に専念できます。この手のサービスもどんどん進化していきますね。ま、元を取ることができるようなアイデアでもあれば…

「Panda その2」へ続く

1件のコメント

  • Mira's Report - Panda その2 さんのコメント

    […] 先日Pandaについてエントリーを書きまして、その続きです。 アクセスログをみていたら、このサイトを参照元とするアクセスがありました。 […]

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