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前のエントリーで新しいPCを組んだことを書いたけど、その続き。この際だからDTM環境も移してみようと思った。問題はFireWire用オーディオインターフェース(FireWire Audiophile / M-AUDIO)の接続だ。いわゆる相性というものが存在する。

FireWireのいわば標準的なチップはTI(Texas Instruments)社のチップであり、接続機器の動作確認は基本的にTI社製チップで行われていると思っていいだろう。しかしPC売り場で入手できるFireWire増設カードは、VIAやNECのチップセットを採用した製品で埋め尽くされていた。気が利かないねえ。とくにVIA製のは安いし入手も容易だが個人的には地雷という印象しかない。つうかまともに動くことがあるんだろうか。そこでTI社のチップを採用したカードを探すところから始まる。

見つけたのが SD-FWTI3-W1 だ。現行商品で価格も2千円弱なので通販でさくっと入手。PCに組み込むとOSが既に持っているドライバで稼働する。快適。で、FireWire Audiophile のドライバを導入して、いざ接続すると認識しないどころかXPがブルーバックに\(^o^)/。何度やりなおしてもブルーバック。

動作実績のあるチップセットだったから油断してたなあ。TI社チップ採用のカードを片っ端から試すしかないのかなあと途方に暮れつつ、もうUSB用のオーディオインターフェースに転向してもいいかもしれないと考えた。FireWireのほうが安定してるように思えたんだけど、つなぐPCを変える毎にいちいち苦労している。

悶々とUSB用製品をネットで調べていたら、ふと思い出した。昔買ったビデオキャプチャ(PINNACLE DV-500)にFireWireも付いていたかもしれない。カードを探してきて眺めてみるとこれはTI社っぽい雰囲気。ワクテカしながらカードを交換してみるとデバイスマネージャにはTexas Instrumentsの文字が。FireWire Audiophile もすんなり認識して音も出た。どうにかなるもんですね。

しかしまあPCやOSの世代的に次はないだろうなあ…。オーディオインターフェースの主流はどこへ向かっていくのか。

※追記 20080306

その後DV-500があまりに不安定な挙動を示すようになったので、SD-FWTI3-W1(GT-T)に戻って試行錯誤してみたところ、接続したFireWire Audiophileを認識させることに成功しました。

M-AUDIOのサイトのFAQには FireWireシリーズをWindows Vista(32-bit)でインストールする方法 という項目があり、そこでは「コンピュータに6ピンのFireWire端子が装備されている場合は、決して同梱の電源アダプタを使用しないで下さい。6ピンのFireWire端子はM-AudioのFireWireインターフェイスに装備されているFireWire端子と同じ形状です。」と解説されています。

そこで、あえて6ピンの端子を使用せずに4ピンに変換して接続し、電力を電源アダプターで供給した状態で試してみたところ、認識に成功しました。DAWからの使用も問題ないようです。よかったよかった。

YouTubeで見つけた私の愛した懐かしのゲーム達。今回はスタークルーザーのメガドライブ版。多くの機種に移植されたポリゴン描画の3Dのシューティングゲーム。ノーマルのメガドラには重い処理だしモデルもシンプルすぎ。それでも当時は脳内でいろいろ補間して遊んでいた。

実際のゲームは難易度が高く、実は友達に兄にクリアしてもらった。私はオープニングのデモが好きで何度も繰り返し見ていたものだ。ちょっと泣きの入ったBGMにポリゴンらしくカメラアングルを動かしまったスタークルーザーの映像、そしてテキストでストーリーが語られる。私にとっては未来だった。

YouTubeで見つけたオープニングつきのは幸いにメガドライブ版だったのでそれを貼っておこう。2分くらい見ればいいですw



そしておまけのMP3は、このオープニング曲を私が打ち込みで作ったもの。以前 KORG LEGACY COLLECTION を使った曲をアップすると書いて放置だったので、ちょっと奮起して作ってみた。久々に耳コピやったのでミスはご愛敬。都合により適度に編集してるので完コピではありません。ほとんどKORGのプラグインの音です。作業量は1日なんで細かい調整はまだしていない。ベタ打ちに近いw

※20071123追記 若干調整したものに差し替えました。
※その後もちまちまいじってます。

関連リンク Miranko Ring the Bits ゲームミュージックカバー

まさにメガドラのオープニングで聞こえる部分だけ。他機種のを探してくればもっと長いのもあったと思うんだが、調整も含めて課題ということで。上の動画に自分で作った音を流してにやにやしてしまったよ…

※最新の環境はこちらで更新されます。

いわゆるDTM、ようはコンピュータ等のツールを用いて音楽を楽しむことだ。私のように楽器が弾けない人間でも音楽を作ることができるという、まさに革新的な環境である。鼻歌ができて、それをデータ化する手法さえ分かれば誰でもできることだろう。

現在の私の環境をご紹介。時代の流れで全てソフトシンセ化してしまった。

■PC
HP Compaq nx4300
CPU PentiumM760(2GHz) RAM 1.5GB FireWireはTI製 ソフトシンセはCPUパワーを使うので速いCPUであればあるほど便利だが、このPCで回しきれないような使い方の場合、音を詰め込みすぎているはずだ。そういう制約のもとでデータを作っていく。むしろ制約こそテクノらしいと思う。

■オーディオインターフェース
FireWire Audiophile
FireWireで接続

■シーケンサー(DAW)
Orion Platinum
日本ではマイナーな存在のワークステーション。日本の代理店がやる気ないらしくて宣伝やバージョンアップをしてないようだ。私は代理店が売り出す前にクレカで買ってしまっていた。
しかしソフトは問題ない。付属するソフトシンセやサンプルだけでもけっこういろいろできる。この手のソフトは個性が激しくて得手不得手や作業手法がかなり異なり、良い点は作業が手早く行える点。私の感覚には合っていた。ちなみにオーディオトラックの編集機能は貧弱らしいが私はそれを使わないからよくわからない。これにソフトシンセやエフェクターを追加してカスタマイズしていくことになる。

ここから主に使うソフトシンセ(といっても3個)

Korg Legacy Collection ANALOG EDITION 2007 / DIGITAL EDITION

これはマジで素晴らしい。コルグの名機の数々がソフト化されている。特にM1とMonoPolyはかなり使えると思う。実機のオプションだった追加の音色カードなどもフルに収録されていてお得感もある。各シンセには実機にないエフェクターやフィルターが追加されていて自由度が高まっている。マイナーではあるがWaveStationは私が好きなシンセのひとつなので、これが収録されただけでも感涙ものであった。また、M1+WaveStaionだけでもかなりの楽器の音がカバーできるので、そういった意味でも便利。エフェクター単体のプラグインも付いている。

Synth1
日本が誇るソフトシンセ、しかもフリーウェア。動作も軽くて音色の編集もしやすい(と思う)。応用範囲は広い。オフィシャルサイトのデモ曲のRydeenは必聴。めがてん細江氏が公開したパッチは伝説となっている。残念ながら私は持っていない。誰かください・・・。

他には、Orionの付属シンセを使ったり、拾ってきたフリーウェアを使っている。OrionのサンプラーがSoundFontの読み込みにも対応しているので、それを使うこともある。この状態で動作も安定しているし個人的には気に入っている。何よりも使う人間の能力的にあまり多くのツールがあってもしょうがないし、予算も限られている。

番外編

VOPM
数々のアーケードゲーム基盤やX68000に搭載されたFM音源チップをエミュレートしたソフトシンセ。作成されたパッチには当時有名だったあの音色が。

あったほうがいい編

■ヘッドフォンアンプ BEHRINGER MICROAMP HA400
オーディオインターフェースのヘッドフォン出力がしょぼいので安くてもいいからこのヘッドフォンアンプを入手するんだ、という情報をネットで入手したので導入した。さすがPA界の価格破壊王BEHRINGERだ、なんて値段だ。結果的に大成功で、同じヘッドフォンなのに解像度が上がったような音に。

後日、この環境で作った音ファイルをアップ予定。残念ながら曲はしょぼい。
→ アップしました(2007/09/29)