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先日Amazon Web Servicesについてざっと調べてみたところ、ウェブアプリを動かす環境というのは、これからはホスティングというよりクラウドになっていくのかもしれないなと思いました。あれからクラウド関連の記事をあちこち見ています。するとこんな記事が。

@IT – Java/GrailsのWebアプリを無料クラウド環境で動かす

無料キター! というわけで、そうそう、こんなのを期待していました。JavaやRuby on Railsなどで書いたものがデプロイできるようです。記事中で触れていますが、Google App Engine(こっちはPythonのみ対応)もクラウドなんですね。なるほどなるほど。

Morph Labs
トップにあるFlashがなぜか不気味です。

で、実際にはまだ試してないんですが、開発用の環境としては面白そうです。
価格表によれば、無料の1cube(管理の単位らしい)あたりのリソースは…
・Database 1GB
・Monthly Data Transfer 3GB
・Storage 1GB
ということなので、開発用には十分なサイズではないでしょうか。

近々試してみようと思っています。ウェブアプリは、実行環境にクラウドを想定しながら作っていくのかもしれないですね。

このような記事を見て興味を持ちました。セットアップするだけで動画投稿サイトが作れるなんて楽しそうです。実際に稼働させるところまではやってないのですが、ちょっと調べてみたよというお話です。

Gigazine – YouTubeみたいなサービスをAmazon EC2/S3/SimpleDBを駆使して自前で構築するオープンソースプラットフォーム「Panda」

PandaはAmazon EC2/S3/SimpleDBに導入するシステムということで、Amazon web Services(以下AWS)のアカウント取得をしなければなりません。AWSの存在は「従量制のVPS?」のような漠然としたイメージを持ってはいたものの、全く手をつけておりませんでした。これもGigazineの記事を参考にしました。

Gigazine – 「Amazon EC2」と「Amazon S3」を実際に使ってみたので、まずはアカウント作成まで

Amazon EC2 というのは Amazon Elastic Compute Cloud のことなので、直訳すれば「融通の利くコンピュートクラウド」ということになるんでしょうか。物理的には多数のコンピュータで構築されたシステム(クラウド=雲)から、お好みに応じてリソースを配分した仮想のサーバ(インスタンス)を提供します、ってかんじですかね。クラウド云々についてはこういうページをどうぞ。

日経ビジネス – クラウド・コンピューティングの実力は?

Amazon S3 はストレージのサービスです。おおざっぱにいえばEC2がコンピュータのCPUとメモリで、S3がHDD(この場合はNAS?)ですね。費用は、EC2は稼働時間、S3はデータの転送量や保存量に応じた従量課金となっています。EC2を使う場合はS3とセットでないと長期運用が難しいように思えます。S3の場合は、それだけを使ってファイルのやりとりをする…といったことができるようです。

Pandaを試したいがためにこうしてAWSのアカウントを取得してみたわけですが、金がかかるとなると実際にいくらかかるか気にならないわけがありません。ちょいとネットを見回してみますと…

Perl Tips – Amazon EC2 を使うときの大まかな流れ
↑まずEC2を使う際の概要がわかりやすかったので… 固定IPアドレスも別料金なんですね。

life is beautiful – Amazon ec2のエコノミー、月72ドルでレンタルするのと、999ドルのマシンを買うのはどちらが得か?
↑最も安価なインスタンスを1ヶ月稼働させた場合は$72。まあたしかに、自分でサーバたてると心配でしょうがないです。

ここギコ! - Amazon EC2のランニングコストはそんなに安くなかった
↑用途によるわけですな。

結局EC2はビジネス向けで、私などがそこらのレンタルサーバと比べること自体が間違ってるなと思えてきたわけです。例えば、サービスの負荷に応じて使用するサーバ(インスタンス)の台数を変更してコストを最適化する…といったようなことを行う場合は、驚くほど簡単に、そして安価に実現してしまいます。実際にAmazonのサイトを運用している技術が月額$72からとなれば、とても安いのだろうと思います。

というところでなんだか納得してしまったので、(金もかかりそうだし)Pandaの導入はしていないのですが、AWSの管理画面でAmazon Machine Image(AMI)のリストを見たところ(Gigazineのページだとこのへん)、PandaのAMIもありましたので、それを起動してちょちょいと設定をカスタマイズすれば動く流れです。AMIには有償のものもあるようです。てゆうかこの一連の操作で1セントかかることになりましたw

Panda – Getting Started

Pandaはフレームワークですから、これをベースにオリジナルのアプリケーションを作っていくことになります。言語はRubyです。楽しそうなんですが、いじってるだけでお金もかかるんですよね。その程度なら$100/月くらいで済むんでしょうか。

この構成なら開発は普通のLinuxでやって、本番サービス環境としてEC2でも動くよ!といった話でもいいような気がします(てゆうか出来ないことはないだろうけど)。しかし、オープンソースの泣き所でもある、FFmpegなどの「個別のソフトを連動させて、ひとつのシステムとして構築するのが大変なんです」みたいな事態に対して、それならばベストな状態のシステムを丸ごとAMIに固めて提供してしまおう、というオープンソースらしく、かつEC2ならではのメリットも理解できるんですよね。環境構築に煩わされることなく、いきなりアプリ開発に専念できます。この手のサービスもどんどん進化していきますね。ま、元を取ることができるようなアイデアでもあれば…

「Panda その2」へ続く

もろもろの用途のために海外のホスティング(占有サーバ)を利用しているわけですが、今月の請求は遅れずにきました。先月の遅延はなんだったのだろう。で、先月もそうだったんだけど、支払い日が近づくと為替がなぜか円安方向に進むので、これは円安指標として使えるかもしれません。うそです。

■ねこ

何もない空間を追いかけていたので何かと思ったら、小さなつむじ風が巻き上げた枯葉や枯れ枝を追いかけていた。ねこはつむじ風をターゲットできてすごいと、一瞬だけ思った。

■世界同時株安

サブプライムと景気後退による未曽有の下げがおんどれらを襲う!これが・・・終わりの始まり・・・。つうかマジな話、今のような資本主義は終わっちまえばいいとたまに思ったりしますが、実際なかなかそうもならないと思いますので、むしろ祭として一喜一憂しながら楽しく過ごせばいいんじゃね、とか思います。バブル崩壊後に世に出てきた格差の下のほうにいる我々にとっては、またかよウゼーということになるかもしれませんな。昨日NHKで国保払えなくて病気我慢したまま病死してしまう人のことをやってたけど、とうとうアメリカみたいになってきた。グローバル化のひとつの形なのだろうし、内需を放置してラクに儲かる外需ばかり追っかけていたツケでもあろう。で、そのツケは貧乏人に押しつけると。

株価対策でアメリカが利下げすればインフレ、スタグフレーションの傾向が強まるし、アメリカがいくら景気対策をしようが、サブプライムによる損失の前においては焼け石に水。サブプラ関連不良債権を処理しようにもどこにどれだけあるか分からないので公的資金注入も不可能。まさかアメリカが欧州の銀行やファンドに金入れることはないわけで、国内に限った問題だった日本のバブル崩壊とは話が違う。10兆とか100兆で済むはずはないだろう。これホントにどうなっちまうんだろうね。

■ホスティング関連

ホスティング統合作業はおおむね終わったと言いつつ、転送速度の問題などから最初の目論見のままとはいかず、様子をみながら調整を続けている。結局のところは 占有サーバ(固有IP5こ)1台にCentOS5/XENで複数ドメインを運用 + まったく別のVPS1 という形に落ち着きつつある。なんにせよ、海外なんで相応に遅いっちゃ遅い。

占有のほうは借りて数日たったら転送速度にムラがでてきて(400~0KB&切断)、近所がDoS攻撃でも食らってんかな、1か月で解約だなとか考えていたら、メールがきた。

There will be an emergency network maintenance performed Today 1/20/2008 between hours 2:30 PM – 6:00 PM PST

Expected downtime is less then 20minutes

ということで、業者でも認識していたようだ。メンテ以降はかなりマシになった。当面はこの構成でいけるかな。