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CV01と型式で書くとなんだかわかんないですが、初音ミクです。

ITmedia – 初音ミク誕生2周年――永遠の16歳が新たな声をゲットした

そして24カ月を経て、ついにその要求に対する答えをクリプトンが提示した。それが、初音ミクの新しい歌声データベース、「CV01 Hatsune Miku Append(仮称)」だ。現在のところ5種類の「新しい声の表情」が用意されているようだ。現在ある初音ミクの歌声データベースに、複数の「音色」が加わり、使いわけることが可能になる。

歌声にバリエーションが追加されるということで、発売されたらたぶん買っちゃうかな。とはいえ、バリエーションが重要になるような使い方もしてないですけどね…

自分がVOCALOIDを気に入ってるポイントとしては…

  • 音程が正確(うまい人探すのは大変、自分も下手)
  • やり直しや変更が何度でも可能(やはり人に頼むと大変)

といった、人的リソース問題の解消です。歌というのは実際録音して聞いてみるとけっこうえらいことになりがちです。何年か前、がじろうさん(ラジオを一緒にやってる友人)の誘いで、彼の知人でバンドなどをやってる方々がいるということで、曲作りに参加しようかねえ、ということがありました。よくよく話を聞くと、歌うのは行きつけの飲み屋のネーチャンということで、ガッカリして帰りました。

それはともかく人的リソース問題の解消の先にある最大のメリットとして…

  • 手軽に歌を考えることができる(クリエイティビティを広げる)

…です。VOCALOIDはシンセサイザーやリズムマシンと同じ位置づけの、それができない人の代わりに演奏する(歌う)ツールです。しかし歌というものには言葉を入れることができますから、そこに意味を込めることもできるし、何かを描くこともできるし、楽曲に与える影響はとても大きいです。

自分としては、他に代え難いツールとして重宝してますから、その進化を願ってやまないわけですが、他の多くの楽器がそうであるように、VOCALOIDがなんらかのアイデンティティやリスペクトを手に入れ、(今後も進化が続くという前提で)個性を超えた存在になれればいいのにね、と思っています。

でもまあVOCALOIDをめぐっては、いろいろとありますよね。先日もこんな騒動がありました。

J-CAST – 替え歌「白いクスリ」でドタバタ 削除から一転、再アップ

この件については、いちユーザーとしては、複雑な気分になるんですが、個人的にはこう思います。もちろん、何に使うかはユーザーの自由であり、普遍性を持ち得るツールであって欲しいと思う反面、音楽(芸能?)というカテゴリーに足をつっこんで商売をするということは、表向きには通さなきゃならない筋もあるだろう、というコンサバな感想も持つわけです。

こういったことが起こるのは、まだまだ若いツールだからで、成熟して落ち着くにはもっと時間がかかるものなのだと思うわけで、私は結論を急ぎません。時間を重ねていった先が、カウンター的な存在に終っているのか、そうでないのかは、使い手次第なのかもしれません。まあどっちもありですけどねw

これは書いておかねばならないであろうということで、知人のぴゅう太さんもデザインで関わっていらっしゃるという「初音ミクオーケストラ」の宣伝?です。

詳しくはこちらをご覧ください。
lastride blog 2nd stage – 初音ミクオーケストラ

ニコ動の動画は見たことありますが、よくもまああれだけの完成度でカバーを作れるなと思います。音を聞けば、あーたぶんこうしてるんじゃないかなー、ってのはなんとなく分かるんですが(多少心得があるので)、その音を探し当て、これでいいと決められるセンスを、制作している方はお持ちなわけで、こうしたプロダクトになることについては素直に賛辞を送りたいと思います。

ただ私もDTM使いの端くれとして、多少思うところもなくはないのですが、それを書くのは野暮というものでしょうし、キリッと書いたところで恥ずかしいですw こういったものに正解や間違いはなく、全て肯定されるべき存在です(もちろん興味の有無であったり、好みの違いといったものも当然あるわけで、総マンセー状態になったら気持ち悪いんですが、誤解を招くことも多いので書き方の加減や調節が難しいですよね、かといって馴れ合いも嫌ですしw)。

…といった前提で私なりに書きますと!

ここまで突っ走れるだけの根拠を得るに至るカバー楽曲のクオリティや、初音ミクの放つ圧倒的な存在感は、この手のカテゴリーの中でも希有のものと言っていいと思います。また、YMOというアーティストのファンでありDTMユーザーでもある制作者の方々におかれましては、とても幸せな形であることは間違いないでしょう。いわゆるDTMというものを極めちゃいましたね。

在庫がなかったのかインポートの入荷が遅れたのかよくわからなかったOrbitalのベスト版ですが、ようやく届いた! こうして多少遅れたものの、インポートを2枚以上買うと10%OFFキャンペーンのタイミングだったので悔いはありません。

Halcyonは初めて聞くリミックスでした。しましまあ、今はだいたいYouTubeなどに既にアップされてるんですが、欲しいとなれば意地でもCDくらい買いますぜ、Amazonのダンナ。同じ曲の動画がいくつかあるので、音が良かったこれを。ぜひHQで。でもCDに収録されたバージョンともちょっと違うっぽいので、これはこれで。

Orbital – Halcyon (Tom Middleton Remix)
httpv://www.youtube.com/watch?v=h4b6EKzNmNw

いろいろと時間がなかったり眠かったりしておりまして、気がつくとブログも書いてないです。とりあえずですね、ニコ動にアップした3つの動画のうちのひとつが、再生数300回を超えたということで、いや、だからといってそこに何か目標を定めていたというわけではないですが、これを機にツールを増やそうかなと勢いづきました。初音ミク以降何も買ってなかったです。

特に物足りないと感じていたのがリズムマシンでした。ソフトシンセのリズムマシン(というのも何か変なような…)については、これまでは主にDAWに標準搭載のものや、アサインが簡単だという理由で重宝していたフリーのLoopAZoid、いくつかのビンテージマシンエミュレーターなどを使用していました。問題は、リズム個々の音の作り込みをどの段階でやるかということでした。

なんせ最後の最後まで迷って音が決まらないので、適当なサンプルを選んではミキサーにパラでつっこんで、イコライザやインサートエフェクトで加工することになります。それならいつでも引き返せるからです。そして、あれもこれもと試すうちにリズムトラックが増えまくって収拾がつかなくなります。

そこで、ぼくのかんがえたりそうのりずむおんげん!はLoopAZoidに豪華シンセシス機能がついてりゃいいじゃんね!というものでして、そういう目線で探しました。

ちなみにこれがLoopAZoidのご尊顔です。

loopazoid

そしたらありましたよ!いいのが!LinPlugのRM V(アールエムファイブ)という音源です。サンプルのアサインや加工が柔軟で、ソフト音源もついていて、ReCycleみたいなループのスライス機能もあって、まさにリズムのワークステーション。

株式会社インターネット – LinPlug RM V

rmv

ほら、左半分に加工機能を搭載したゴージャスなLoopAZoidに見えるよね!

上の製品案内のページには機能紹介のYouTube動画があり、概要はばっちり把握できます。動画を見て気になった点として、うちのDAWはOrionというマイナーなソフトなので、スライスデータのドラッグ&ドロップ(いわば互換性)に不安があったわけですが、若干の手間はかかるものの動作することが分かり、そこはクリア。ダウンロード版が17,000円ほどでして、個人的には納得のいく価格ではないかと思い、購入しました。サンプルもいっぱいついてます。ループ素材はステレオ感があるのが素敵です。

そんなわけで、ドラムがパワーアップしました!(ツール的に)、というお話でした。