ブログ検索

メタ情報
RSS

このページに表示されているエントリー

ストリーミングサーバであるSHOUTcastは音だけではなく動画も配信することができる。面白い音楽系コンテンツはないものかとあちこち見ているうちに、たまたまDaft PunkのInterstella5555をフルで垂れ流しているサーバがあった。それ自体はStage6やGoogleVideoで探すとフル版がヒットするので(いいんだかわるいんだか)、見ようと思えば見れるわけだが、思いがけずそんなサーバをひっかけてしまい、なんとなく眺めていた。

詳細はおなじみwikiを参照するとして、なんかこう、とってもいいわけですよ。ちょっと古い雰囲気のアニメとエレクトロニックな音が作り出す時間が流れていく。ストリーミングだと一時停止も巻き戻しもできないからちゃんと見てないといけない。

YouTubeにも曲ごとに分けてアップしてあったから1個だけ貼っておこう。ワン・モア・タイムは有名すぎるので、ちょっと哀愁ただようデジタル・ラブを。音質悪いがw

テクノのいいところのひとつってさ、明日も頑張れるかもしれないな・・みたいな、テンション上がるわけじゃないけど、そんな気分になる音が聞けるところじゃないかと思う。で、このちょっと古い雰囲気のアニメというのは、これはもう育った時代や環境というか、肌で理解してる筋があるわけだよね。友情、勇気のような要素があったりして、とりわけこのアニメの場合は希望かな。アニメの描く「希望」とテクノの奏でる「明日も頑張れるかも」が一緒になると、こういう作品になるのかもしれない。うまく書けないんだけど、それってすごい素敵なことで、ありがたいことよのう、と思ったという話でした。

YouTubeやニコ動の最新の動向を追いかけているわけではないので、適当に眺めては楽しんでいる。で、たまたま見て感動しちゃったこれを紹介。

PC-6601が歌うタイニーゼビウス

パソコン少年の青春などとてもとても地味なものであろうが、これは心の琴線に触れまくった。どんな人が作ったんだろう。曲もこなれてるし、映像もツボを押さえてるし。ストリングスのかぶせ方が素敵。しかしよく昔の映像をこれだけ保存してあるね・・・。パソコンサンデーのOP、PCのCMやカタログ、専門誌などなど。惑星メフィウスのSSもw

NECのPC-6601というパソコン(なぜかキャッチコピーが六本木パソコンでイメージキャラクターは武田鉄也)には未来的な音声合成機能が搭載されていたので、歌はその機能に由来するものだろう。

ファミコンがまだない時代なんで、ゼビウスのようなアーケードゲームを家庭で楽しむには、実機かパソコンに移植されたされたものを入手するしかない(パソコンの入手目的もゲームが多かった)。神ゲーであるゼビウスを、どんなパソコンであろうととにかく遊びたいわけで、あらゆる機種のユーザーから移植が望まれ、実際に多くの機種に対して移植版が発売された。(注・当時のパソコンは機種間の互換性などないので、各機種毎にプログラムを開発する必要があった)

ゼビウスは最新鋭のスプライト機能やハードウェアスクロール機能を駆使して作られていたゲームなので、ゲームに特化したそれらの(主にグラフィック面の)機能を考慮するべくもない当時のパソコンでは、移植するといっても再現性には限界があった。ゼビウスとは名ばかりのショボい移植もあった(ENIXから出たPC-88無印で動くやつとか。アルフォスではない)。それでもみんな、オレの機種のゼビウスのほうが出気が良いと意地を張りながら喜々として遊んでいた。操作がテンキーだったりもした。数年後に本体が¥14,800のファミコンを見て驚くことになるんだけどねw

タイニーゼビウスの由来はwikiを見るとして、「タイニー」版と銘打ってでもゼビウスが移植された。エントリーモデルであるPC-6001の性能では到底無理と思われたゼビウスが実現した。公に発売された移植版の中では最も素朴なものだろうが、最も暖かく迎えられたものかもしれない。動画にタイニーゼビウスの映像が出てくるけど、あんな画面でも必死に楽しんだ。

そんなわけで、単に「パソコンとゼビウス」ではなく「P6系とタイニーゼビウス」という構成をテーマに選んだ作者の狙いはとてもニクイし素晴らしい。いいもん見せてもらいました。おっさんの戯言でした。

ORBITAL – HALCYON AND ON AND ON

YouTubeで見つけた私の愛した懐かしのゲーム達。今回の Virtua Racing Deluxe (メガドライブ + スーパー32X)はアーケード版からの移植+αでジャンルはカーレース。発売は1994年12月16日。細かいことは省くとして、家庭用ゲーム機ではポリゴンで描画される3Dものはまだまだ少ない時代で、ちょうどサターンやプレステが登場する次期にあたる。いろんな機種で移植なり続編が出ている Virtua Racing だが、私は32X版に満足してしまってそれ以降出たものでは遊んでいない。

内容はシンプルで、とにかく速く走って順位やタイムを上げていく。全てのコースでトップを取ることが目的といえば目的だろう。制限時間や他の車の配置や速さが絶妙で、いいところでトップを逃してしまい、ついついリトライしてしまう。リプレイ機能もついているのでいい走りができたときなどは何度も見直してみたり。とはいえ、今のゲームと比べると地味すぎるが…

で、YouTubeにもいくつか動画が上がってたんだけど、今回はリプレイシーンを取り上げてみる。それだけだと味気ないので時系列で解説を加えてみた。全5周。見どころはホームストレートエンドのパッシング(2, 5周目)と最終コーナー手前のS字のスムーズさであろう。

32X VirtuaRacing Deluxe

00:13 LAP1 ピットアウトしたシチュエーションでコースインした時は7位
00:50 LAP2 2週目突入時点で4位
01:00 LAP2 1コーナーで3位へ スリップストリームを利用
01:30 LAP2 最終コーナーの立ち上がりで2位へ
01:35 LAP3 2位のままトップを追走
02:18 LAP4 怒涛のLAP4開始 コースはクリア 前半でタイム短縮 トップの車が見える
02:56 LAP4 最終コーナーで射程圏にとらえる
03:01 LAP4 4周目終了 ベストラップ更新
03:10 LAP5 1コーナーで周回遅れを利用してパスしトップに
ラスト LAP5 逃げきった

(ニコニコ動画でやればよさげなネタかも…)

このゲームはどちらかというとブレーキングを極力減らして、コーナーとコーナーの間をドリフトしながらうまく駆け抜けるという味付けになっている。それがセガっぽくていい。対してグランツーリスモとかはブレーキングをちゃんとやらないと全然曲がらないからゲームとしての方向性が違う。

このゲーム、追走してる時は集中力も上がってかなり楽しいんだけど、トップになって逃げる立場になったときのプレッシャーがすごい。そのくらい上位の車はシビアなバランスに調整されている。上のリプレイでもゴール時に2位との差は僅かだ。

そんなわけでおまけYouTubeは、本物のF1で1992モナコGP、セナとマンセルの残り3周半の激闘シーンだ。レースに興味のない人も、理屈抜きにドキドキするのではないだろうか。

1992 F1 MONACO GP セナvsマンセル