たしかにブラウズそのものは前バージョンよりは速くなっているんですが、使っていると欠点も見えてきます。FireFoxには「ライブブックマーク」という、ブックマークにRSSフィードを登録しておくと、それらが定期的に更新されて、タイトルのリストを通常のブックマークのように使える機能があります。その更新処理のためにCPUパワーを全力で使ってしまうようで、これがけっこう気になります。以前のバージョンにはなかった挙動です。というわけでこんなブログがみつかります。
Web scratch – Firefox3を立ち上げた直後の動作が重い原因
ライブブックマークを大量に保持している場合に、初回のFirefox3の立ち上げ時にJSON形式から戻す作業がCPUを食いつぶしてるようです。
やっぱり重いようです。ブックマーク覗くだけでニュース系サイトの見出しだけをチェックできるので、すごく便利なんですけどね。
FireFox3からはPlacesという技術を導入して、ブックマーク系の処理が一新されています。以前はBookmark.htmlだったものをDBで管理するようになったわけで、これによってブックマーク周りの機能が充実しています。
GIGAZINE – ついにFirefox3の新機能「Places Organizer」の全貌が明らかに
これまでも肥大化した1MB超のBookmark.htmlがたまにぶっ壊れて涙目になったことは幾度となくあります。DBのほうが(DBのファイルそのものがぶっとぶことはあっても)処理そのものは安定してると思うんですが、肥大化した際の処理効率の低下はやはり気になるところです。それでぐぐってみると
鳥獣保護区 – places.sqlite の最適化で Firefox 3 は速くなる…か?
といったように、ブックマークのDBファイルをvacuumして最適化するという話もあります。実は私はこれをぐぐる前にライブブックマークを全て消してGoogle Readerに移してしまっていたのでそっちに効果があるかどうかは分かりません。役立たずですいません。つうか、ブックマークの管理操作に「最適化」みたいなメニューでvacuumが用意されていればいいのにね。それとも自動でやってるんかな。
ちなみにSQLiteといえばAdobe AIRなどにも実装(@IT – AIRとSQLiteで学ぶ ローカルDB操作の基本)されてますし、簡単なものでもローカルなDBを使ってストレージしたり管理するようになっていくのでしょうね。ファイル入出力作らなくていいのはむしろラクですね。
で、話はズレましたが、この件についてはあまりに鬱陶しい現象なので、FireFox3のアップデートで改善されるといいなと思っております。