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スパムメール、うざいですよね。気の利いたレンタルサーバだとサーバ側でスパムを弾いてくれるところも多い。でも、何年も前から借りてて、サーバ側にスパムフィルタが追加されることもなくて、アドレスの関係でなかなか他へ移れなくて、メールのクライアント側でどうにかしないといけないような状況もあるだろう(ここに)。手動でちまちま削除するのもいい加減大変になってきたので、役に立ちそうなソフトを探してみた。てことで、この記事に(この連載好きです)。

@IT 「POPFile」でスパムと無駄な時間は除去じゃ!

日本語公式サイト? POP File Documentation Project

紹介されているのは POP File というフリーウェアで、何やらベイズ理論というものに基づいてスパムメールを選別するというフレコミだ。動作の概要としては、POP File はPCに常駐し、メールサーバとメールクライアントの通信の間に割り込んでメールを検査する。検査の過程でスパムメールと分かると、サブジェクトに識別文字を付けてくれる。例えば「[spam] 地元のオバサンを抱きたいですか?」のように頭に[spam]という識別文字を付加してくれるので、あとはメールクライアント側の振り分け機能を使ってゴミ箱直行なりなんなりお好きにどうぞという塩梅。Win版もMacOSX版もクロスプラットフォーム版もある。

ソフトの入手や設定は上の記事に沿って進めていき、ほぼ問題なく導入できた。肝心のスパム選別精度の向上については全自動というわけではなく、ひとまずの選別結果を人間が修正してやって学習させていくうちに賢くなっていく。一週間ほど使って鍛えた状態で、かなりの精度になってきた。自分に馴染んでくるかんじが気持ちいい。

導入時にちょっと戸惑うとすれば「バケツ」の設定かもしれない。このソフトでは、選別をするための区分を「バケツ」と呼ぶ。なにせ選別に関する重要な部分なのでバケツの種類や数に対して慎重になってしまうかもしれないが、記事のように spam と work があれば事足りる。

あと、POP File はメールサーバとメールクライアントの通信に割り込む性質上、メールクライアントの受信アカウント設定を変更しなければならない。この設定の可否は、使える人とそうでない人を決定づける要因になってしまうと思う。その記事では読者層からいえば、さっと流しちゃっていいところなんだろうけど、つまづきポイントじゃないかと。

というわけで、私のメールソフトからは綱紀を乱す地元のオバサンは粛正された。そんな地元のオバサンがほんとにいるかよ!という突っ込みはともかく、田舎でそんなことしてたら隣近所にすぐバレちまうぞw