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国内のコンテンツ企業でもこのような考えが示されるようになってきた。

日経 Tech-On! – 角川デジックス 代表取締役社長 福田正氏インタビュー「Googleと組んだのは黒船だから」(前編)

Googleといってるのは傘下にあるYouTubeということで。
興味深い部分を引用すると

1億総クリエーターの中から優れたクリエーターを育てていくのは大事なこと。だから会長は思い切ってコミケを認めて,そこから「ハルヒ」などを生み出してきた。会長は「僕はあのときコミケを認めた人間。もし今,YouTubeを認める意思を持たないなら,福田君,僕の人生は何なんだ。それはもう僕の生き方としてあり得ない」と言ってくれました。

このようなことを言っていて、文化を作っている会社はちゃんと考えているという印象を受けた。

さらに・・

アップロードしたユーザーに悪気があるわけじゃない。むしろ逆。僕らを応援する側で,アップロードの手間を省いてくれてありがとうなんですよ。勝手にお金を取って,売っているわけじゃないですからね。

 2次創作も同じこと。著作者への尊敬の念があるかどうか。こいつはやるね,この映像は先生のことを心の底から愛していないと作れない。この人は給料の98%をきっと先生のために使っていますよ…といったことをお互いが分かるためにも,著作者と綿密な打ち合わせが必要なのです

といったような、ファン(客)のことを考えた発言にはなかなかお目にかかれるものではなかったので、(もちろんある程度はポジショントークであろうという点を差し引きつつも)今後何をどうしていくのか興味を持った。

ちょっと話は変わるけど、こんなニュースを見ると、今の日本というのは全然期待されてない国なわけですよ。あらためて言うことでもないけどさ。

Yahooニュース- 新興国通貨が軒並み下落、クレジット市場大荒れでリスク回避姿勢
引用

「ドルが売りなのは分かっているが、歴史的高値のユーロや豪ドルを大きく買い上げるのは難しくなってきた。ドル売りの一方で買いを入れる通貨が限られていることが、ドル安ピッチをまだ抑制している側面もある」(同じ外銀)状況だ。
 そのため市場では、今後は円にも買いが強まるとの見方が広がりつつある。低金利・低成長の円は「買い通貨にならない」(都銀)ため、対円ではドル安が急速に進まないとされるが、すでに歴史的な水準へ下落しているドルにとって「対円の100円だけが世界的に重要なポイントな訳でもない」(先出の外銀)。

信頼できなくなったドルを売って他国の通貨を買いたくてもメリットのない円に旨味はなく、それがむしろ円高の歯止めにもなっているという状況(今のところは)が分かる。

天下のトヨタも大変です。
Yahooニュース- 再送:現在の為替は円高に振れすぎている=トヨタ社長
輸出産業の多くがえらいことになってるんでしょう。

マンガやアニメといったコンテンツを武器にしていくのならば、そうした市場をインタビュー記事の角川のような企業が先鋭化していって、日本に投資したいと思わせるような分野になっていけばいいように思うんだけどね。資源がなくてもコンテンツがある。きっかけは黒船でもなんでもいいから、変わっていってむしろ追い越すべきで。たとえ景気後退を抜けたとしても、以前と同じ商売がまた成り立つとは限らないのだし。アニメの新興のGDHとかが死んでる状況では老舗に期待してしまうわけで。

いつもならこうした話題では音楽について書くところ、今回はとりあげた記事が記事だけにマンガやアニメが主なテーマになった。そういう意味での邦楽というものを見ると、正直申しまして、終わっているといいますか、負けてるといいますか、先鋭化以前の問題だったりするのではないかと個人的には思うんだけど\(^o^)/

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