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ソースはあちこちにあるんですが、最初に見たとこがここだったので。

移譲記章 – 秋葉原殺傷 トヨタ子会社「加藤?あいつ勝手に辞めたよ」⇔加藤の同僚「僕と加藤だけ呼び出されて“6日いっぱいで解雇な”って言われた」

というわけで、昨日の時点では容疑者が勝手に仕事をやめていったという会社側の話でしたが、だいぶ状況が異なるようです。なので、ちょっと書きます。

そりゃあ人殺しは言語道断です。しかし、派遣という、人を物のように扱う社会(派遣といってもピンキリなんでしょうが)に帰属意識をもつことはできたのでしょうか。あらゆる都合で様々な業務を転々とさせられ、仕事にプライドをもつこともかなわないまま、そこに未来は見えない。それだけならまだしも、絶望の存在を知ってしまったら。つなぎ止めるものが何もなくなれば人はどうなってしまうのでしょう。

3年以上の派遣は雇わなきゃいけない法律ですが、だから3年以内に次の場所にとばされるという、逆に作用する実態もあるようですから。

最近、小林多喜二の「蟹工船」が売れているようなんですが、さもありなんといったところですかね。まあ雇う側である企業も不景気で大変なところが多そうですから、(専門的なもの以外は)派遣でコストを下げて凌ぐ、ということは必要だったのでしょう。働く側も食えないよりはマシ(仕事のない田舎よりはマシ)、と甘受し、しかしそれを続けた結果、人は壊れ、育った反感は外に向き始めたのかもしれません。

この世は競争などという公明正大なものではなく、もはや騙し合いなんじゃなかろうか。まじめにこつこつとか言ってると沈んでいくだけで。いや、それすらも許されない境遇もあるってことですよね。ウソまでつかれちゃたまりません。

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