オーディオインターフェース。うちの環境ではIEEE1394(FireWire)系のI/Fがイマイチ安定しないので、外付けはやめて、PCIカードにしました。もう2ヶ月くらい前のことでしょうかね。ASIOで音が出さえすればいいので、価格(安い)と性能(そこそこ)でみていくと、CreativeというかE-MU製の0404しかないわけです。
で、E-MU製カードを買おうとした矢先、在庫を見かけないと思ってクリエイティブストアに問い合わせてみると、なんと生産中止で後継機の販売は未定ということが分かりました。しょうがないので0404のバンドルソフト増量版であるヤフオクに出品されていたProteusX2を買いました。ProteusX2つきで約16000円でした。かつての名器の波形データを入手できるならそれでも安い(むしろ安すぎだ)と思いました。ちなみに通常の0404SEは、売ってるときは9000円くらいだったんですけどね。そういうときに買っておけばねえ。
環境は安定しましたが、このカードの新品はもう入手が困難ということを考えると一抹の不安が。最近のPC用マザーボードからはPCIバスが消えてPCI Expressになってますから、オーディオカードも追随していくのでしょうか。それともUSBなどにどんどん移行していくんでしょうか。
そしてこれから書くことは重要です。ProteusXは使い方がよくわからんのう兄ちゃん、とたまに起動してはちょいといじって終了ということを繰り返し、OrionのVSTiで使おうとすると発音タイミングが狂って困ったという、そんなソフトシンセ版Proteusが無料になったというお話です。いいですか、無料ですよ。大事なことなので二度言いました。
藤本健のDigital Audio Laboratory
第339回:E-muが無償公開したソフトシンセ「Proteus VX」
~ 豊富な音色で、VSTプラグインとしても利用可能 ~
最後に焦って買ったオレ涙目というオチがついたわけですが、この機会にぜひ、皆さんもProteusに触れてみてはいかがでしょうか。このフリー版の方は私はまだ試していないでの詳しくは分かりませんが、おそらくはGM配列的なパッチもあると思います。音色のエディットはあまりできないので、プレイバックサンプラーとしてお楽しみください。VSTiホストとなるDAWと組み合わせれば、それだけで立派な音楽制作環境になるはずです。