ブログ検索

メタ情報
RSS

YouTubeやニコ動の最新の動向を追いかけているわけではないので、適当に眺めては楽しんでいる。で、たまたま見て感動しちゃったこれを紹介。

PC-6601が歌うタイニーゼビウス

パソコン少年の青春などとてもとても地味なものであろうが、これは心の琴線に触れまくった。どんな人が作ったんだろう。曲もこなれてるし、映像もツボを押さえてるし。ストリングスのかぶせ方が素敵。しかしよく昔の映像をこれだけ保存してあるね・・・。パソコンサンデーのOP、PCのCMやカタログ、専門誌などなど。惑星メフィウスのSSもw

NECのPC-6601というパソコン(なぜかキャッチコピーが六本木パソコンでイメージキャラクターは武田鉄也)には未来的な音声合成機能が搭載されていたので、歌はその機能に由来するものだろう。

ファミコンがまだない時代なんで、ゼビウスのようなアーケードゲームを家庭で楽しむには、実機かパソコンに移植されたされたものを入手するしかない(パソコンの入手目的もゲームが多かった)。神ゲーであるゼビウスを、どんなパソコンであろうととにかく遊びたいわけで、あらゆる機種のユーザーから移植が望まれ、実際に多くの機種に対して移植版が発売された。(注・当時のパソコンは機種間の互換性などないので、各機種毎にプログラムを開発する必要があった)

ゼビウスは最新鋭のスプライト機能やハードウェアスクロール機能を駆使して作られていたゲームなので、ゲームに特化したそれらの(主にグラフィック面の)機能を考慮するべくもない当時のパソコンでは、移植するといっても再現性には限界があった。ゼビウスとは名ばかりのショボい移植もあった(ENIXから出たPC-88無印で動くやつとか。アルフォスではない)。それでもみんな、オレの機種のゼビウスのほうが出気が良いと意地を張りながら喜々として遊んでいた。操作がテンキーだったりもした。数年後に本体が¥14,800のファミコンを見て驚くことになるんだけどねw

タイニーゼビウスの由来はwikiを見るとして、「タイニー」版と銘打ってでもゼビウスが移植された。エントリーモデルであるPC-6001の性能では到底無理と思われたゼビウスが実現した。公に発売された移植版の中では最も素朴なものだろうが、最も暖かく迎えられたものかもしれない。動画にタイニーゼビウスの映像が出てくるけど、あんな画面でも必死に楽しんだ。

そんなわけで、単に「パソコンとゼビウス」ではなく「P6系とタイニーゼビウス」という構成をテーマに選んだ作者の狙いはとてもニクイし素晴らしい。いいもん見せてもらいました。おっさんの戯言でした。

1件のコメント

  • Mira's Report - どんな箱 さんのコメント

    […] 確かな情報筋によれば、PC66が歌うタイニーゼビウスは本職の人が作ったらしく、なるほど納得だ。 […]

  • コメントの投稿

    管理人より: コメントは管理者の承認を経て掲載されます。

    ID);?>