ブログ検索

メタ情報
RSS

このページに表示されているエントリー

動画三部作について公開謝辞と個人的なまとめです。まとめは長いです。

■謝辞

最初の段階では1曲に1枚のイラストというプランだったのですが、最終的には多数のイラストからなる動画になり、ストーリー的な要素や奥行きが生まれました。位置づけとしては共同制作であり、私から一方的にお礼を述べるものでは本来ないわけなんですが、当初想像できなかったような動画になったということで、素直に嬉しいです。

仕上げとなるエンコード処理も、やはり最初は自分で試行錯誤をしようと思っていたのですが、おちょう先生つながりでレシート氏に快く引き受けてもらえまして、労せずして答えに辿り着くことが出来ました。私も何度か氏のMoEの編集動画を見てまして、確かにキレイだなという印象をもっていたもので、ネット時代のエンコード職人は伊達じゃないです。

今後も同じような方向性でまた作れたらいいなと思っています。コラボレーション的なものが、これをきっかけに広がっていくことも望んでいます。ありがとうございました。

■個人的なまとめ

↓ 長いので読みたい人だけどうぞ! ↓

「こういうモノを作りたい」という意志はあっても、それは趣味だし、あまり他人を巻き込みたくないというのも実は本音です。趣味ゆえに、結果や落としどころは予想できないですし、そこに人生のある一部分を費やしてもらうということは、けっこう重いことだと思うからです。気合い要るしねえ。歳をとったり、いろいろな経験をしてくると、そういうことを強く考えてしまいます。

ではなぜ、あえてやったのかといえば、去年から作っていたStarmineという曲の存在です。客観的な評価はともかく、個人的かつこの方向性ではこれ以上のものはなかなか作れないだろうという感触を得るに至り、この曲を使って何かしてみたいというプランが生まれました。何もないところから誰かに頼むということは難しいですが、ひとつ根拠があれば、コンセプトを広げていく形でできるという気がしました。

趣旨を説明して実際に作り始めたのが確か去年の年末で、4ヶ月ほどかかりました。けっこうな時間を費やしてしまいましたが、結果として、流れのある動画という形になりました。

ここからは手法的な話です。ちょっと知識があると、AfterEffectsとかFinalCutが欲しいとか思っちゃうわけです(メジャーな動画編集ツールです)。しかし今回は、おちょう先生の馴染みの編集ツールであるWindows Movie Makerを採用しました。

自分も作業効率を考えて、PCのCPUをアップグレードしたりワイド液晶モニタに買い換えたりはしました(それらはあって困るもんじゃないですしね)。あとはnanoKEYくらいかな。DAWは相変わらずのOrion(今や$99で買えます)で、有料のツールもKORGのVSTi、初音ミクだけといった顔ぶれで、変化はなかったです。フリーウェアはかなり活躍してます。nanoKEYのベロシティ付鍵盤は重要でした。けっこう手弾きで入力してます。たいして弾けませんが。

アップロードにあたってはYouTubeではもとから無料で高画質モードが使えるようになりましたし、ニコニコ動画は登録動画のビットレートを上げるためにプレミアム会員(月額500円ほど)へ登録したりはしました。ちょうどニコニコ生放送でひろゆきとホリエモンの対談が見れて面白かったですw

といったように、作業の基本は「とにかくやれる範囲で頭を使ってがんばる」というもので、制作のために何か新たな負担を強いるというようなことは可能なかぎり避けました。ツールも動画共有サイトもフリーかフリーに近い環境がある時代になってしまったので、それらを最大限に利用しつつ、もともと音と絵は作れるわけですから、器に何を盛るか、ということに労力を割きました。

…そんな経緯でこれらの動画は出来上がりました。とにかく形にして最後までやってみて分かる、ということが多かったですから、得たものは大きかったと思います。

これを前例として、またこういったモノ作りをやってみたいと思っています。まあ娯楽性をどうするかという問題は常にあるんですが、そこは悩みながらやってこうとw

連続エントリーで一気に三部作最後の動画です。

※MP3、動画ファイルやリンク関係をこちらにまとめました

Miranko Ring the Bits – Ponytails
httpv://www.youtube.com/watch?v=sTM5ZYjMX0M

これら一連の作品についての「これはどのような動画か」「なぜ作ったのか」「どんなテーマで作っているのか」についてはこちらのエントリーをご覧ください。

■この曲について

夜から朝ということで、花火→天体ときて、ここで朝になります。音だけで朝を表すというのは難しいので、動画を前提にしたからこそできた流れだと思います。

前の2曲は曲ありきで絵をお願いした状態でしたが、この曲はだいたいの尺を作った段階で試聴してもらい、まず動画を試作しました。その後の作業ではそれらをベースにして進めたということもあり、3曲中でコラボレーション比率が最も高い動画となりました。タイトルもイラスト主導で決まりました。

動画は、2曲目の最後で収束した光=馬のしっぽというイメージで、その馬が通り過ぎた後に朝がやってくるという流れとなっています。また抽象的ですねw 1曲目に出てきた女性の絵に戻ってきます。原画についてはおちょう先生のブログをどうぞ

曲は聞いての通りですが、もうちょっとポップにしたかったという気もしています。

■謝辞

今時間がないので次回のエントリーでまとめます!

作業が一気に終わってきたので固め打ちの様相で、三部作の2曲目がこれです。

※MP3、動画ファイルやリンク関係をこちらにまとめました

Miranko Ring the Bits – Astronomical Tunes
httpv://www.youtube.com/watch?v=jsnonc97ncE 

これら一連の作品についての「これはどのような動画か」「なぜ作ったのか」「どんなテーマで作っているのか」についてはこちらのエントリーをご覧ください。

ここではこの曲について書きます。

 ■この曲について

1曲目のStarmineが花火で、その光がのびていった先、天体へと目を移したのがこの曲です。邦題は「天体のしらべ」です。この曲はインストゥルメンタルです。宇宙っぽい音を作ろうと試みました。歌がない(ミクがない)だけでえらいマニアックなカテゴリーになって閲覧数も伸びないですが、気にしないw

Starmineは放置も含めて制作に1年以上の時間をかけたこともありかなり熟成できましたが、この曲は通して数ヶ月のため、荒削りな印象はあります。構成も特殊です。音を詰めてしまったので勢いはあるんじゃないかと思います…

音の話はともかく、おちょう氏の絵がすごいです。抽象的なテーマであり、最初から最後まで悩ませてしまいました。しかし、普通CGにするだろうというところを全て手描きでやりぬき、独特の雰囲気を持った動画に仕上がったんじゃないでしょうか。圧縮で線が若干潰れてしまうのが残念です。

■ラスト1曲について

絵の編集はおおむね終わっています。私の音待ちです。

とうとうオレはやったよ!このスタイルで自作曲を貼れる日がきた!できればHQで見てください。

※MP3、動画ファイルやリンク関係をこちらにまとめました

Miranko Ring the Bits – Starmine 
httpv://www.youtube.com/watch?v=IIdPiqdJH7Y

文章でだらだら書くとひどく冗長になりそうなので項目を区切って書きます。

■これはどのような動画か

私(Miranko Ring the Bits名義、音楽は趣味です)が作った曲に合わせて、おちょう先生が絵と動画の構成を作って、エンコードをReceiptさんにやってもらった動画です。お二人はMoEというオンラインゲームがきっかけで知り合った方々です。

■なぜ作ったのか

発端は、知人が中心となってやっているBoost Tapesというレーベルでの企画です。それぞれのアーティスト(自称)がテーマを決めてセッションをするというイメージで、コンピレーションを編纂するという内容です。私は3曲作ろうと考えていて、そのうちの1曲がこの動画の曲です。

■どんなテーマで作っているのか

この曲は地元の花火大会にインスパイアされて作りました。花火を夜の入り口と考えて、あとの2曲で夜が空ける予定です。抽象的なテーマなのでおちょう先生が苦しみました。

■この曲について

昨年の試作Verから調整を重ねて、ようやく完成しました。自分なりにテクノ的に作るポップなものということで模索してみました。言葉を載せるとイメージが膨らむ気がしたので、初音ミクに歌わせてみました。ミクを道具としてどう使うかということも考えてたんですが、けっこういいかんじで使えたんじゃないかなと思います。

歌詞も自分で考えましたが、方向性としてはクラフトワークの放射能であったり、電気グルーヴのポポであったり、そういった雰囲気を踏襲したつもりです。メッセージ性は全くないです。

・歌詞

高く届け 君と僕の 記憶刻む 光るリズム
遠く響け 白く長く 闇に溶ける 空のエコー 

■他の2曲について

やはり動画として、近々公開できると思います。歌はないです。