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これは書いておかねばならないであろうということで、知人のぴゅう太さんもデザインで関わっていらっしゃるという「初音ミクオーケストラ」の宣伝?です。

詳しくはこちらをご覧ください。
lastride blog 2nd stage – 初音ミクオーケストラ

ニコ動の動画は見たことありますが、よくもまああれだけの完成度でカバーを作れるなと思います。音を聞けば、あーたぶんこうしてるんじゃないかなー、ってのはなんとなく分かるんですが(多少心得があるので)、その音を探し当て、これでいいと決められるセンスを、制作している方はお持ちなわけで、こうしたプロダクトになることについては素直に賛辞を送りたいと思います。

ただ私もDTM使いの端くれとして、多少思うところもなくはないのですが、それを書くのは野暮というものでしょうし、キリッと書いたところで恥ずかしいですw こういったものに正解や間違いはなく、全て肯定されるべき存在です(もちろん興味の有無であったり、好みの違いといったものも当然あるわけで、総マンセー状態になったら気持ち悪いんですが、誤解を招くことも多いので書き方の加減や調節が難しいですよね、かといって馴れ合いも嫌ですしw)。

…といった前提で私なりに書きますと!

ここまで突っ走れるだけの根拠を得るに至るカバー楽曲のクオリティや、初音ミクの放つ圧倒的な存在感は、この手のカテゴリーの中でも希有のものと言っていいと思います。また、YMOというアーティストのファンでありDTMユーザーでもある制作者の方々におかれましては、とても幸せな形であることは間違いないでしょう。いわゆるDTMというものを極めちゃいましたね。

すっかり暑いです。もう夏といってもいいと思います。夏といえばアウトランです。このごろ時間が無くてさっぱりネタ作れてないんですが、以前ちょっとだけ作ってほっぽっといたやつを調整しましたのでそれを載せようと思います。作ったのはAメロBメロと間奏だけなんで、イントロなしでいきなり始まります。ループすると延々と聞けるようになってますw

方向としては、オリジナルのイメージを損なわないように、ちょっと豪華にしてみたというかんじです。全部耳コピです。

MP3ファイルはこちら

メロディは、FMシンセのオリジナル音は、おそらくオクターブでユニゾンして厚みを出してますが、ここではかつてサイトロンから出てたアレンジ版の音(Bメロのほう)に近くしてみました。使用VSTiはSynth1とPolysixで、重ねて使ってます。

コードというか、エレピは音を採りきってないのでちょっと薄いです。使用VSTiはM1。こういうシンプルな音のニュアンスを出すのが案外むずかしいです。

ベースはVOPMというオリジナルの音源とほぼコンパチなVSTiを使って、それっぽくしてみました。ベースの音を大きく変えるとまるで別の曲みたいになってしまいます。

リズムなんですが、オリジナルの打ち込みが変態すぎるので、だいたいは真似てみたものの、完全に同じではないです。こんなリズムの音楽ってそうそうないと思います。ただ聞いてるぶんにはさらっと流れていくんですけどね。Bメロのリズムのバランスがいまいちです。音は使えそうなサンプルをかき集めてきてloopazoidで鳴らしてます。RM V購入以前の制作のため、RM Vはつかってません。

時間あれば完成させたいですが、オリジナルがほんとにどこをとっても変態のため、地道にやっていこうと思います。

前回のエントリーで書いたLinPlug RM Vを、時間があればちょこちょこといじっています。ひさびさに購入した商用のVSTiだったわけですが、これはよいです。付属するサンプルが多いだけでもかなりありがたいし、シンセ音源部分もけっこういい音です。現実的なパラメータと調整レンジが設定されているというかw

テクノ系のリズム音の定番といえば、808や909といったビンテージマシンの音ですが、それらの優れた点は、他に馴染みやすい音であり、既に高い次元でバランスがとれていることだと思います。バラバラに集めてきたリズム音に一体感を与える作業(オレは失敗しがち=リスクと考える)をしなくても、定番のセットを曲の文脈に馴染むようにミックスすることで、それなりにまとまって聞こえます。ダンスミュージック系では更にリズムとベースの一体感が重要です。リズムがちゃんとしてないとベースがうまく絡みません。

そこで、RM Vのようなゴージャスなエディット機能を備えたリズム向け音源(VSTi)ともなると、バラバラの素材であっても、どんどんエディットしてイメージに近い音にもっていけます。スネアのサンプルのピッチを下げてディケイを短めにして気持ちリバーブを足す、キックの低音を補強するべく調整したシンセ音源を同じノート上に重ねて鳴らす…といったことがすぐできます。これなら定番を外れて多少の冒険もできますw

そんなわけで今はリズムいじってるだけで楽しいんですが、前回はリズムがまだ606エミュのままだったGRIP(またか!)をRM Vに差し替えて調整していますので、そのうちアップしたいと思っております。リズムを変えるだけで曲全体が締まってくるもんなんですね…

いろいろと時間がなかったり眠かったりしておりまして、気がつくとブログも書いてないです。とりあえずですね、ニコ動にアップした3つの動画のうちのひとつが、再生数300回を超えたということで、いや、だからといってそこに何か目標を定めていたというわけではないですが、これを機にツールを増やそうかなと勢いづきました。初音ミク以降何も買ってなかったです。

特に物足りないと感じていたのがリズムマシンでした。ソフトシンセのリズムマシン(というのも何か変なような…)については、これまでは主にDAWに標準搭載のものや、アサインが簡単だという理由で重宝していたフリーのLoopAZoid、いくつかのビンテージマシンエミュレーターなどを使用していました。問題は、リズム個々の音の作り込みをどの段階でやるかということでした。

なんせ最後の最後まで迷って音が決まらないので、適当なサンプルを選んではミキサーにパラでつっこんで、イコライザやインサートエフェクトで加工することになります。それならいつでも引き返せるからです。そして、あれもこれもと試すうちにリズムトラックが増えまくって収拾がつかなくなります。

そこで、ぼくのかんがえたりそうのりずむおんげん!はLoopAZoidに豪華シンセシス機能がついてりゃいいじゃんね!というものでして、そういう目線で探しました。

ちなみにこれがLoopAZoidのご尊顔です。

loopazoid

そしたらありましたよ!いいのが!LinPlugのRM V(アールエムファイブ)という音源です。サンプルのアサインや加工が柔軟で、ソフト音源もついていて、ReCycleみたいなループのスライス機能もあって、まさにリズムのワークステーション。

株式会社インターネット – LinPlug RM V

rmv

ほら、左半分に加工機能を搭載したゴージャスなLoopAZoidに見えるよね!

上の製品案内のページには機能紹介のYouTube動画があり、概要はばっちり把握できます。動画を見て気になった点として、うちのDAWはOrionというマイナーなソフトなので、スライスデータのドラッグ&ドロップ(いわば互換性)に不安があったわけですが、若干の手間はかかるものの動作することが分かり、そこはクリア。ダウンロード版が17,000円ほどでして、個人的には納得のいく価格ではないかと思い、購入しました。サンプルもいっぱいついてます。ループ素材はステレオ感があるのが素敵です。

そんなわけで、ドラムがパワーアップしました!(ツール的に)、というお話でした。